糖尿病内科
お一人お一人のリスクを判断し
最適な治療の選択肢を提案
院長は糖尿病専門医で30年以上の臨床経験があります。
糖尿病治療の目的は、
合併症の発症予防・
進行防止です。
- 血糖を改善する
- 高血圧・高脂血症の治療・禁煙も重要
- 合併症を早く見つけて適切な治療をする
10年後も今と変わらない
毎日を暮らすお手伝いをします。
糖尿病外来の進め方
高い血糖が長く続くことでいろいろな合併症をひき起こすのが糖尿病です。
今は 糖尿病自体を治す方法がないので、「 血糖を良くし続けることで 将来起こりうる合併症を予防」しなければなりません。
ほとんどの方は症状がなく、治療は長期にわたり、将来の合併症は実感しにくく、根気がいりますが継続することが重要です。
初診から3か月を目安に
生活習慣を見直し、インスリン分泌状態を確認し、合併症の評価をして治療方針をきめます。治療は生活習慣の改善で十分であればその後は3か月から半年あるいは1年後の定期的な検査で状況を確認をします。生活改善だけではコントロールがつかなければ薬物治療を始めます。
3か月以降~
HbA1cと体重を目安に薬剤の効果を確認しながら治療を進めます。薬は増減したり、他の薬との併用をしたり血糖コントロール目標を達せられるように調節します。通院は月に1回が基本ですが、治療が安定すれば2~3か月に1回になります。改善すれば薬の減量・中止も可能です。
1年後、その後は毎年誕生月を目安に
1年に1回は治療を振り返り、患者さんご本人とも経過を共有し次の治療方針を決めていきます。
血糖改善のために
食事・運動療法
いまや多くの食事療法が提案され、また世の中には情報があふれていますが、すべての人へ当てはまる正解があるわけではありません。
食事は大切な生活の一部であり、また社会生活からの影響も大きいものです。血糖が上がりやすいポイントを押さえながら、血糖や体重の状況をみながら改善点を見つけていきましょう。
また、日常の活動量を上げることから始めて、運動を生活の中に取り入れて行きましょう。今後はアプリやウェアラブル製品の利用を取り入れて行きます。
薬物療法
薬物治療にはのみ薬と注射薬があり、それぞれたくさんの選択肢があります。ご自身のインスリン分泌が十分あるのか、インスリン抵抗性が強いのか、どんな合併症をお持ちなのかを基準に選択します。
医療費や薬価も大切です。その時々の費用対効果についてもご相談します。
合併症の発症リスクはおひとりおひとり違うので、どのような薬を使いどこまで血糖を下げるかの判断が最も重要です。治療ガイドラインを踏まえたうえで、その方のリスクを判断し、最適な治療の選択肢を提案することを心がけています。
糖尿病について
糖尿病の合併症、治療のことを区の講演会で使ったスライドで紹介します。
スライド1
多くの人が「病人になった」と思う原因の多くは糖尿病が引き起こす血管障害です。血糖が高いだけでは病人にはなりません。血糖コントロールを続けてずっと元気でいましょう。
スライド1を見る(PDF)
スライド2
糖尿病の治療は症状がなくても続けることが重要です。治療の開始が遅れたり中断することは将来の「元気」を脅かします。
スライド2を見る(PDF)
スライド3~5
糖尿病治療では、生活改善が重要で大きな効果があります。そして必要な時に適切な薬物療法をしなければコントロールはできません。
スライド3~5を見る(PDF)
他の診療機関との連携
合併症の早期発見と治療
特に眼科・腎臓内科・循環器科と連携を密にしています。
入院治療
教育入院や、生活見直しのための入院ををお勧めすることがあります。外来管理では危険な高血糖では入院していただきます。